SAI

SAI(サイ)は株式会社SYSTEMAX製のペイントツールです。 Windows用のソフトウェアで、有償です。 2004年に公開されて以来、息が長く人気のあるソフトウェアです。

はじめに

「ペイントツールSAI」は気軽に気持ちよく絵が描けることを目指して開発されたペイントツールです。 タブレットによるタッチのダイレクト感、描画の美しさ、操作性の簡便さ等、快適に絵を描くための性能を追求しました。

  • タブレットによる描き味の追求
  • ジャギーの目立たない美しい描画
  • 色濁りの少ないARGB各16bitの編集データ
  • 理解の容易なユーザーインターフェイス
  • MMXテクノロジ対応の高速処理
  • バグ等による強制終了を減らす保護機能
Adobe Photoshopと同種のソフトウェアです

基本画面

SAIの基本画面は次のようなものです。 この画面はWindows7 64bitで1.2.2を起動した際の画面です。 環境によっては、配置や配色などが異なる可能性があります。

バージョン

SAIの最新バージョンは1.2.5です。 1.2系の最新版で、2016年04月25日に公開されています。 2.0系の開発が始まっているようですが、仕様が確定していないので対応は保留いたします。

対応バージョン
1.2.5
sai 1.2

カラーモード

SAIが扱えるカラーモードはRGBのみです。

当店のオンデマンド印刷では、RGBカラーでも色褪せなく印刷できます。

ファイル形式

SAIの標準形式は“SAI”です。 入稿の推奨形式は“PNG”です。

形式 説明
SAI

拡張子「SAI」は「SAI」独自のファイル形式です。 入稿できません。 対応カラーモードはRGBです。

PNG

拡張子「PNG」は画像用に設計された汎用のファイル形式です。 入稿できます。 対応カラーモードはRGBです。

PSD

拡張子「PSD」は「Adobe Photoshop」の独自形式です。 入稿できます。 対応カラーモードはCMYK・RGBです。

JPG

拡張子は「JPG」は写真向けに設計された汎用のファイル形式です。 入稿できます。 対応カラーモードはCMYK・RGBです。

拡張版の「JPEG2000」は、「JPG」と互換性がない場合があります。

BMP

拡張子「BMP」は画像用に設計されたファイル形式です。 入稿できます。 対応カラーモードはRGBです。

入稿前に確認

入稿前に設定を確認してください。

  • 当店のテンプレートを使用していますか?
  • 画像を統合しましたか?

保存設定

SAIの標準保存形式はSAIですが、未検証のために入稿データには適していない恐れがあります。

SAIで入稿するには、PNG形式またはPSD形式で保存してください。 PNG形式であれば、OS標準のビューワやブラウザで内容を確認できるので安心です。 PSD形式では、任意にビューワを追加する必要がある必要があるかもしれません。

ファイル形式を指定する

ファイル形式を指定して保存するには、メニューより「ファイル>指定のファイル形式で出力」を選択します。

保存形式によっては、事前に調整が必要な場合があります。 必ず、各項目を確認してから入稿データを保存してください。

PNG形式で保存する(推奨)

PNG形式で保存すると、画像が統合された状態で保存されます。 一枚の画像として完成されたデータになるので推奨としています。

「指定のファイル形式で出力>png(PNG)」を選択します。 ファイル名を入力して保存します。 保存オプションなどのダイアログは表示されません。

「名前を付けて保存」ダイアログが表示されます。 任意のファイル名を入力して、保存します。

保存した画像を開いて、希望した画像になっているか確認してください。

PSD形式で保存する

PSD形式で保存すると、レイヤ構造が維持された状態で保存されます。 レイヤの数だけデータ容量が大きくなり、重ね合わせの設定に互換性がない恐れがあるため、入稿データとしては不完全です。

テンプレートを使用している場合は、「トンボ」と「デザイン」のレイヤが表示されている状態で、メニューより「レイヤ>画像の統合」を選択します。 表示していないレイヤは破棄され、表示しているレイヤだけが合成されます。 希望した画像になっているか確認してください。

「指定のファイル形式で出力>psd(Photoshop)」を選択します。 ファイル名を入力して保存します。 保存オプションなどのダイアログは表示されません。

「名前を付けて保存」ダイアログが表示されます。 任意のファイル名を入力して、保存します。

問い合わせ

このページ内に掲載されているソフトウェアの内容について理解を深められたい場合は、お問い合わせください。

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