Scribus

Scribus(スクライバス)はオープンソースのDTPソフトウェアです。 Windowsはもちろん、MacやLinuxでも動作し無料で使用できます。 CMYKカラーを扱える、数少ないフリーソフトです。

はじめに

ScribusはフリーのDTPソフトウェアです。 LinuxはもちろんMacやWindowsでも動作します。 フリーソフトにもかかわらずCMYKカラーを扱える、数少ないソフトウェアです。

縦書きが非対応ですので、用途は限られるかもしれませんが、Inkscapeで作成したデータをScribusでCMYKカラーに調整することも可能です。 スタイルを適用していく編集方法なので、多少の慣れが必要です。

Adobe InDesignと同様のソフトウェアです

バージョン

Scribusの最新バージョンは、2024年06月15日にリリースされた、1.6.2です。 当店は最新バージョン1.6.2を導入しています。

基本画面

Scribusの基本画面は次のようなものです。 この画面はWindows7 64bitで1.4.6を起動した際の画面です。 環境によっては、配置や配色などが異なる可能性があります。

Scribus画面

カラーモード

ScribusはCMYKカラーとRGBカラーをサポートしています。 1つのドキュメント内でカラーモードを混在できるため、注意が必要です。

Scribusでの入稿はCMYKカラーをお薦めします。 カラーモードが混在していても不備とななりません。 入稿の際には、カラーモードが統一されているかご確認ください。

ファイル形式

Scribusの標準形式は“SLA”です。 入稿の推奨形式は“PDF”です。

形式 説明
SLA

拡張子「SLA」は「Scribus」独自のファイル形式です。 入稿できません。 対応カラーモードはCMYK・RGBです。

PDF

拡張子「PDF」はAdobeが提唱したファイル形式です。 入稿できます。 対応カラーモードはCMYK・RGBです。

EPS

拡張子「EPS」は印刷向けに設計された汎用のファイル形式です。 入稿できます。 対応カラーモードはCMYK・RGBです。

SVG

拡張性「SVG」はベクタ画像用に設計されたファイル形式です。 入稿できます。 対応カラーモードはRGBです。

XPS

拡張子「XPS」はMicrosoftが提唱したXMLベースのファイル形式です。 入稿できません。 対応カラーモードはRGBです。

フォントのアウトライン化

Scribusではメニューより「アイテム>変換>アウトライン」でアウトライン化できます。

エクスポートする際にフォントを埋め込むかアウトライン化するかを選択できます。

テンプレート

現在、テンプレートのファイルは用意しておりません。 主にInkscapeで作成されたデータを最終調整する用途として認識しております。

問い合わせ

このページ内に掲載されているソフトウェアの内容について理解を深められたい場合は、お問い合わせください。

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