FireAlpacaで入稿する

FireAlpaca(ファイアアルパカ)は、直観的で「気軽そして簡単」に使えるペイントツールです。 Windowsはもちろん、Macでも無料で利用できます。

FireAlpaca(ファイアアルパカ)とは

FireAlpaca(ファイア アルパカ)はMac、Windows 両対応のフリー ペイントツールです。 シンプルな操作性で誰でもイラスト、お絵描きが楽しめます。 無料だから初心者にもオススメ!

ソフトウェアの起動時に広告が表示されますが、内容は厳選されています。 クリエイターのみを対象とした広告は、キャンペーンやイベントなど豊かなため、情報を得るためだけに起動するのもアリですね。

FireAlpacaは「燃えパカ」と呼ばれることもあるようです

FireAlpacaで保存したテンプレートファイルをメディバンペイントでも使用できるようですが、当店には動作環境がないため未確認です。 最終的に画像として書き出したデータを用意できれば、基本的には問題ありません。

Adobe Photoshopと同種のソフトウェアです

基本画面

FireAlpacaの基本画面は次のようなものです。 この画面はWindows7 64bitで2.1.14を起動した際の画面です。 環境によっては、配置や配色などが異なる可能性があります。

スクリーンショット

保存形式について

FireAlpacaが対応している保存形式で入稿の対応を表にしました。 「入稿できます」以外の形式でも対応はいたしますが、納期が延びルたり工賃を申し受ける場合がありますのでご了承下さい。 入稿時の保存設定をご確認ください。

形式 説明
FireAlpaca (*.mdp) × 入稿できません

FireAlpaca独自の形式です。 画像化に対応していないため当サイトの受注システム上では管理に適しません。 環境の違いによる影響の検証も行っておりません。

PNG (*.png) ◎ 入稿できます(推奨)

汎用性のある形式です。 不具合は確認されていません。

JPEG (*.jpg) ○ 入稿できます

主に写真で使用されている形式です。 ベタやグラデーションは画像圧縮によるブロックノイズが目立ちやすく、トーンジャンプ(色飛び)が発生する恐れがあります。

Bitmap (*.bmp) △ 入稿は避けて下さい

ファイルサイズが大きくなりがちで扱いづらいです。 圧縮を伴わないデータ格納方法のため、内容ではなくサイズに比例してファイルサイズが巨大化します。 各処理において時間がかかったり、失敗することがあります。

PSD (*.psd) △ 入稿は避けて下さい

解像度が正しく取得できないため校正に影響がでます。 PSD形式自体は入稿に向いていますが、FireAlpacaで保存したPSD形式の解像度を当サイトの受注システムでは正しく取得することができません。

校正その他で表示される問題を無視することで入稿を強行することはできます。 Adobe Photoshop上で正常に開くことができれば入稿不備とはなりません。 これらの問題に対する問い合わせはお控え下さい。

バージョンについて

FireAlpacaの最新バージョンは、2020年09月30日にリリースされた2.3.14です。 当店では、2.3.14を導入しています。 基本的に下位互換がありますので、特に理由がない限り最新バージョンを利用しましょう。

対応バージョン
2.3 2.2 2.1
FireAlpaca1.0

更新内容は主に以下のようになります。 説明は相当に端折っていますので、詳しくはサイト内の更新履歴をご確認ください。

主な機能

更新履歴の代わりに、FireAlpacaでできる機能をまとめました。 印刷入稿に向けたものが主な内容ですので、実際には公式サイトにてご確認ください。

  • フリーのペイントツール
  • 漫画製作重視設計(名刺やポスターなどでも入稿が可能)
  • ペンタブレット対応
  • タブレット(PC)対応
  • 要望が採用されやすい
  • 不具合の修正が迅速
  • PSD形式の読み書き対応
  • CMYKカラー(内部はRGBカラーで処理)対応(2.1.0)
  • 64bit版インストーラー(2.0.0)
  • 独自ファイルでサムネイル表示対応(1.4.0)
  • テキスト(文字入力)機能(1.0.42)
  • レイヤ(フォルダ)機能
  • Windows・Macで動作する(Macのフリーソフトは多くない)

新規作成

メニューより「ファイル>新規作成」を選択すると、「画像の新規作成」ダイアログが表示されます。 この項目では、Windows7 64bit上のFireAlpaca 2.1.14を使用しています。 環境やバージョンにより、項目や配置が異なる可能性があります。


ダイアログ

まずは「標準」のタブから見ていきましょう。

「幅」と「高さ」は仕上げサイズを指定します。 ここでは名刺を基準にしますので、幅を9.1cm、高さを5.5cmと設定します。 なお、印刷物のサイズは単位にmmを使用するのが一般的ですが、FireAlpacaではメートル系はcmしか指定できません。 単位の桁誤りにはご注意(※1)ください。

プロファイルは指定しなくても入稿することができます。 設定しておきたい場合には、次のように指定してください。 「RGBプロファイル」には「sRGB」を指定(※2)し、「CMYKプロファイル」には「Japan Color 2001 Coated」を指定(※3)します。 環境により選択肢にない(※4)場合があります。

  • ※1:トンボを含むデータに限り、単位間違いは当店で無料修正いたします。
  • ※2:sRGBにはICCの違いにより以降に続く文字列が画像と異なる場合があります。
  • ※3:印刷所によってJapan Colorは新しい2011を指定することがありますが、当店は2001です。
  • ※4:プロファイルをインストールする方法についての解説はありません。

ダイアログ

そして「漫画原稿」のタブを見ていきましょう。

「解像度」はカラー原稿であれば「350」、モノクロ原稿であれば「600」を指定します。

「背景色」は「透明」が一般的ですが、好みもあります。 入稿時には「白」で塗りつぶしてあるものが望ましいです。

「外枠(製本サイズ)」は仕上げサイズと同義です。 前の項目で指定したものが継承されていますので、ここでは何もしません。

「内枠」は文字切れサイズ(※1)と同義です。 印刷や裁断によるズレが発生しても、内容の本質に影響がない大きさのことです。 ここでは名刺を例にしていますので、8.5x4.9mmとなります。

「塗り足し」は3mm(※2)を指定します。

これ以外の項目については、以下のテーブルにあるとおりに変更して下さい。 通常は変更する必要がありません。

  • ※1:文字切れサイズとは仕上げサイズから塗り足し幅を引いた大きさで、当店が呼称するもので一般的ではありません。
  • ※1:商品により異なるものもありますが、一般的にカード系で3mm、製本系で5mmです。

キャンバス

右の図のようにキャンバスが更新されます。

初めての場合は、これらの設定が完了したテンプレートを使用して下さい。

カラーモードについて

レイヤーウィンドウ

FireAlpacaはRGBカラーのほかに、グレースケール(8bit)とモノクロ(1bit)をサポートしてます。 ラベルの右下のマークで、カラーモードを確認することができます。 CMYKカラーには対応していません。

カラーモードがグレースケール/モノクロの場合は、PSD形式で保存してください。 RGBカラーにしか対応していないファイル形式では、フルカラーデータとして認識されます。

  • マークでカラーモードを確認できるのはいつの間にか(1.5.4では実装済み)追加されていた機能です。
  • モノクロ(1bitレイヤ)は1.1.10より追加された機能です。
  • グレースケール(8bitレイヤ)は1.0.19より追加された機能です。

テキスト・フォントのアウトライン化について

FireAlpacaのテキストは編集情報が保持され、常に編集できるようになっています。 独自形式MDPファイルでは、再編集が可能な状態で格納されるため、当店にフォントがインストールされていない場合は化けます。 独自形式以外の形式で保存した場合は、自動的にラスタライズ(画像化)されますので、特に操作は必要ありません。

PSD形式で書き出した場合はラスタライズされます。 テキスト機能は、1.0.42より実装されました。

入稿時の保存設定

FireAlpacaの標準保存形式はMDP形式ですが、環境に依存するため入稿には適していません。 当店ではPNG形式を推奨していますが、PSD形式でも入稿できます。 PNG形式を推奨しているのは、保存の際に自動で画像が統合されるために事故を回避しやすくなります。 PSD形式はレイヤ構造が維持され、編集データに近い形で格納されるので、ファイルサイズが大きくなり扱いにくくなります。

ファイル形式を指定する


画面は1.8.2のものです

ファイル形式を指定して保存するには、メニューで「ファイル>名前を付けて保存」を選択します。

「書き出し」から保存したファイルは使用できません。

PNG形式で保存する(推奨)

この説明は1.2.2のものです

「画像の保存」ダイアログにて、「ファイルの種類」に「PNG (*.png)」を指定します。

「保存設定」ダイアログにて、「24-bit PNG」を指定します。 未着色部分は白色に置き換えられますので、あらかじめ背景を白で塗りつぶすなどして確認してください。 透明度の情報が破棄され、RGB各色カラー3チャンネル8bitの合計24bitで保存されています。

なお、「透過PNG」を指定すると、色を塗っていないところは透明のままで保存されます。 透明度1チャンネルと、RGB各色カラー3チャンネル8bitの合計32bitで保存されています。

レイヤーが複数ある場合は、「保存設定」の前に次のダイアログが表示されます。 PNG形式はレイヤーに対応していないため、1枚の画像に統合されたものが保存されます。

PSD形式で保存する

Photoshopの形式「PSD」で保存する方法です。

「PSD形式はPhotoshopの標準保存形式だから」「他店でFireAlpacaはPSD形式で保存するよう勧めている」という理由で選ばないで下さい。 PSD形式であればPhotoshopでも互換性を維持して編集を再開できる利点がありますが、入稿には必要が無いものです。 編集可能データのまま保存されると事故の原因となりますので、完全データを用意して下さい。 PSD形式を選んだために起こりうる問題や、入稿上の不備は以下の通りです。

  • レイヤー統合忘れでファイルサイズが巨大になる
      →ラスタライズを実行してください
  • 下書きやカラーチャートなどの編集用レイヤが表示されている
      →レイヤーの表示を切り替えて印刷する内容だけ表示してください
  • CMYKカラーで印刷されるものだと思い込んでいる
      →RGBカラーのPSD形式でも入稿できます
  • レイヤーの表示を切り替えて異なるデザインの入稿を依頼する
      →お客様の側で全パターンのファイルを用意してください(完全データ入稿)

PSD形式で保存した際に解像度が正しく格納されないことがあります。 この場合は校正が正常に機能しなくなる恐れがあります。 PNG形式で保存して下さい。

ラスタライズする

ラスタライズオプション01

テンプレートを使用している場合は、次のようなレイヤ構造になっています。 編集を行う上で、レイヤの数も増えているかもしれません。 レイヤが複数あっても、入稿には何の利点もありませんので、1枚のレイヤに統合(合成)する必要があります。 印刷する内容のみが表示されている状態に変更してください。

「ラスタライズ」はPhotoshopのレイヤ機能「画像の統合」と同じ機能です。

ラスタライズオプション

PSD形式で保存する際には、メニューより「ファイル>ラスタライズ」を実行します。 「出力範囲」を「トンボまで」に変更してから、「OK(実行)」してください。 レイヤーウィンドウを表示し、1枚のレイヤーのみで表示されていることを確認してください。

「出力範囲」を変更できない場合は、「漫画原稿ガイド」が表示されていません。 名称こそ「漫画原稿」とありますが、「トンボ」の機能となりますので、必ず使用してください。

ラスタライズオプション03

レイヤが1つに統合(合成)されました。 余分なものが含まれていないか、再確認してください。 また、漫画原稿ガイド(トンボ)がラスタライズされているかも確認してください。 外枠でトリミングされていると、塗り足し不足のデータ不備となります。

保存する

画面は1.2.2のものです

「画像の保存」ダイアログにて、「ファイルの種類」に「PSD (*.psd)」を指定します。

オプションの設定は無く、すぐに保存されます。

テンプレートファイル

FireAlpacaの標準保存形式であるmdpのテンプレートファイルを用意いたしました。 専用ページより、サイズを選択してご確認ください。

Q&A

ヘルプグループ FireAlpaca Q&A

FireAlpacaについてまとめました。