テンプレート
当店では原則としてどのようなデータでも入稿することができます。 テンプレートファイルの使用は必須ではありません。 ただし、仕上がりの品質を向上させるためには、正しくレイアウトされたデータを用意する必要があります。
正しいレイアウトを行うためにはテンプレートの使用が望ましいです。 データ作成に慣れてくれば、テンプレートの使用は不要になるでしょう。 テンプレートを“使用しない”ことで発生する不備は、“使用する”ことで高確率で解消します。
テンプレートファイルの位置や重なりは変更しないでください。 近日に自動化実装予定のため、トンボレイヤの改変は不備確認から除外されます。
互換性の問題について
すべてのソフトウェアに対応した独自形式のテンプレートを用意することは現実的ではありません。 一方、どのソフトウェアでも、独自形式以外に特定の拡張子をインポートできるなど、ある程度の互換性を持たせてあります。 その互換性を持たせたファイル形式の代表はPNG形式です。 レイヤ機能を有したソフトウェアで、PNG形式に対応していないファイルはおそらくありません。 互換性の性質を理解し、正しくファイルに書き出すことで、不備のない入稿データを用意することができます。
以下は、現在把握している互換性の問題(不具合を含む)の一例です。 対策はあり問題は回避可能ですのでますので、問い合わせる前にお試しください。
- レイヤの前後(前面・背面)が反映されず、望まない結果で印刷される
→ 画像を統合することで回避可能 - 非表示のレイヤが表示され、望まない結果で印刷される
→ 画像を統合することで回避可能 - 解像度が反映されず、望まない印刷サイズになる
→ 入稿時に指定可能
お使いのアプリケーションの説明ページがない場合は、お問い合わせよりご確認をお願いいたします。
よくわからなければ、PNG形式を採用しておけば間違いありません。
一面一ファイル
原則として、ペラものは一面一ファイルです。 一つのファイルに纏めないでください。 これは、不備があった場合、修正したファイルのみを差し替えることで対応できるからです。 一つのファイルに纏まっていると、ファイルを差し替えた際に修正が不要なデータも改めて確認する手間が発生してしまいます。
ただし、ページ(冊子)物などの一部の商品で複数ページ対応となっているものは除きます。
一つのファイルに纏めてあっても不備とはなりませんが、再入稿時の対応は後回し(翌営業日扱い)にさせていただくことがあります。
書庫ファイル
テンプレートは拡張子毎にZIP形式の書庫ファイルを用意してあります。 格納ファイルは、古いものはアスキー文字で保存していますが、新しいものは日本語で保存しています。 文字コードはUTF-8を採用していますので、Windowsの他LinuxやMacでも文字化けなく扱うことができます。
Macで文字化けする場合は、Safariのテキストエンコーディング設定をUnicode(UTF-8)に変更してください。 ウェブ上ではテキストのエンコーディングにUnicode(UTF-8)を使用する流れになっておりますので、こちらに設定しておくことをお勧めいたします。
Linuxは現行バージョンであればUTF-8で設定されています。 Fedora・Ubuntu・Alma Linuxでは文字化けしないことを確認済みです。
レイヤ構成
こちらのコンテンツは新式テンプレート用のものです。 2022年以前に更新されたものはレイヤ構成(旧式)をご確認ください。
テンプレートファイルはレイヤ毎に役割があります。 また、その重なり順にも意味があります。 ここでは、当店でダウンロードできる名刺のテンプレートを例に説明いたします。
なお、説明用に実際のテンプレートとは異なる状態で表示してあります。 レイヤ下部に配置されたレイヤ名と、レイヤを縁取る枠線は便宜上追加してあります。 また、仕様の違いによりレイヤ構造が異なる場合があります。
“編集前”にご確認ください。 実際の編集画面とは異なり、立体的に表示しています。
「トンボ」は裁断位置を示します。
「ガイド」は黒い線が仕上がりを示します。 黄色い線の外側が塗り足し、内側が文字切れを示します。 切れて困るものは黄色い線の内側に収め、端まで残すものは黄色の外側まで広げます。
「デザイン」に印刷データを配置します。 レイヤの追加は自由ですが、必ずトンボより背面で配置します。
“編集後”にご確認ください。 印刷内容として、レイヤ「デザイン」に果物の画像を追加しました。 実際の編集画面とは異なり、立体的に表示しています。
「トンボ」は印刷に必要です。 印刷に必要なので、“入稿データに含めて”ください。 また、“最前面で表示させて”ください。
「ガイド」は印刷に不要です。 印刷に不要なので、“入稿データに含めないで”ください。 非表示または削除してください。
「デザイン」は印刷に必要です。 印刷に必要なので、“入稿データに含めて”ください。 また、“トンボより背面で表示させて”ください。
“入稿前”にご確認ください。 実際の編集画面に近い形で表示しています。
入稿時にはファイルを複製しレイヤを一つにまとめてください。 書き出し機能がある場合はそれを使用してください。
レイヤ構成(旧式)
こちらのコンテンツは旧式テンプレート用のものです。 2022年以降に更新されたものはレイヤ構成をご確認ください。
テンプレートファイルは基本的にレイヤ毎に役割を設けております。 「はじめに」はテンプレートファイルの表紙です。 「トンボ」は塗り足し幅と仕上げ位置を示すもので、最前面に配置し入稿データに含めてください。 「ガイド」は塗り足しの位置と余白の位置を示すもので、編集の参考にするもので、非表示または削除し入稿データに含めないでください。 「デザイン」は印刷データを配置します。レイヤは任意に増やすことができますが、トンボより下層に配置してください。 ※ 古いファイルでは、レイヤ名が異なっているものもあります。
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レイヤ構造
レイヤ構造は手前より「はじめに」「トンボ」「ガイド」「デザイン」の4層です。
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入稿時
入稿の際には「トンボ」「デザイン」のみが表示されている状態にしてください。 つまり、印刷に必要のないものは表示されていない状態に変更してください。 表示状態の変更方法がわからない場合は削除してください。
ベクタ系のソフトでは一枚のレイヤに結合、ラスタ系のソフトでは一枚の画像に統合してください。
補足: テンプレート内「トンボ」レイヤには、トンボ以外に文字や数値が配置されているものがあります。 効率よくデータチェックできるよう、製図における数値表記の規則とは異なる方法で載せてあります。 添削していただいても対応はいたしませんのでご了承ください。
ソフトウェア対応
ファイル形式
データサイズ
入稿のデータサイズは、トンボまたは塗り足しサイズでご用意ください。 ただし、断ち落としデザインがない場合は、仕上がりサイズと同じサイズでも不備とはなりません。 表裏や折加工の指定など、データ内に備考を追加する場合は、塗り足しより外・トンボより内に追加してください。 どうしても難しい場合は、データが中央になるように配置してください。
他社のテンプレートでも入稿できますが、アートボード(ドキュメント)サイズをトンボまたは塗り足しサイズに合わせてから入稿してください。 印刷に不要な情報は削除してください。 クリッピング処理は、悪影響が生じる恐れがあります。 画像の場合はトンボまたは塗り足しサイズにトリミング(抜き出し)してください。 リサイズ(サイズ拡縮)ではありません。
トンボの外で指示を行うのは古い方法です。 指示が必要な場合は、塗り足しからトンボの間で指示を行いましょう。
A判
B判
名刺
カード類
ディスクジャケット
ディスクメディアのジャケットカードが対象です。 帯やバックカードには対応しておりません。
封筒
スタンプ
ファイル
色紙
コースター
一般的なコースター用です。