テンプレート
当店が用意したテンプレートの使用は必須ではありません。 他店で使用したままのデータでも入稿できます。 また、不備があっても、他店で断られたデータでも、どのような状態のデータでも入稿できます。
ただし、仕上がりの品質を向上させるためには、不備のないデータを用意する必要があります。 これを実現するには、当店の用意したテンプレートの使用をお奨めいたします。 データ作成に慣れてくれば、テンプレートの使用は不要になるでしょう。 テンプレートを“使用しない”ことで発生する不備は、“使用する”ことで高確率で解消します。
不備不問で校了されたものは、不備があってもそのまま出力されます。 納品後の問い合わせには一切対応いたしません。 不明なことは注文前にご確認ください。
入手方法
ファイル形式
ソフトウェア
サイズ
異なる商品でも同じサイズの場合があります。 この場合、それぞれの名称でテンプレートが用意されているものもあれば、同じサイズを共通して使用できるものがあります。 商品によっては断ち落としデザインの可否によりガイドが異なる場合がありますので、ご注意ください。
角丸や角落としなど、後加工が必須の商品でも、その加工を前提とした形になっていない場合があります。 加工部分にかかるデザインはご注意ください。
入稿データのサイズが仕上がりサイズと同じ場合、断ち落としデザインでは塗り足し不備となります。 しかしながら、当店ではセルフチェックにて確認を終えて入稿されたものは、不備を了承済みとして扱いますのでご注意ください。 オプションにて、当店修正をご依頼の場合を除きます。 データサイズは以下のとおりです。
- 裁ち落とし:仕上がり+塗り足し幅[3mm] x 2
- トンボ:裁ち落とし+トンボ幅[9mm] x 2
互換性の問題について
各ソフトウェアに対応した標準保存形式のテンプレートを可能な範囲で用意しております。 用意されているものは、対応するテンプレートを使用してください。
テンプレートが用意されていない場合は、互換性の高いPSD形式やPNG形式のテンプレートを使用してください。 どのファイル形式が適しているかは、各ソフトウェアの解説ページをご確認ください。
一面一ファイル
ペラものは一頁一ファイルです。 両面は一つのファイルに纏めず、おもて面とうら面でファイルを分けてください。 これは、不備や差し替えが発生した場合に、修正したファイルのみを再入稿することで対応できるからです。 ※ ペラものとは、名刺やチラシなど一枚の紙で構成された印刷物を指します。
ただし、ページもの商品で入稿は一ファイルに纏めるよう指定された場合を除きます。 ※ ページものとは、冊子など複数の紙で構成された印刷物を指します。
纏める指定がない商品でも纏めたファイルで入稿できます。 この場合は、対応を後回しにさせていただきます。 納期は延びますのでご注意ください。
書庫ファイル
テンプレートは拡張子毎にZIP形式の書庫ファイルを用意してあります。 格納ファイルは、古いものはアスキー文字(1バイト文字)で保存していますが、新しいものは日本語(マルチバイト文字・UTF-8)で保存しています。 現行のOSであれば文字化けなく扱えることを、WindowsはもちろんLinuxやMacでも確認済みです。
Macで文字化けする場合は、Safariのテキストエンコーディング設定をUnicode(UTF-8)に変更してください。
レイヤ構成
デザインは一番後(最背面)のレイヤに配置してください。 レイヤの順番は手前からトンボ・ガイド・デザインの順番です。
こちらのコンテンツは新式テンプレート用のものです。 2022年以前に更新されたものはレイヤ構成(旧式)をご確認ください。
テンプレートファイルはレイヤ毎に役割があります。 また、その重なり順にも意味があります。 ここでは、当店でダウンロードできる名刺のテンプレートを例に説明いたします。
なお、説明用に実際のテンプレートとは異なる状態で表示してあります。 レイヤ下部に配置されたレイヤ名と、レイヤを縁取る枠線は便宜上追加してあります。 また、仕様の違いによりレイヤ構造が異なる場合があります。
“編集前”にご確認ください。 実際の編集画面とは異なり、立体的に表示しています。
「トンボ」は裁断位置を示します。
「ガイド」は黒い線が仕上がりを示します。 裁ち落としデザイン対応は黄色です。 黄色い線の外側が塗り足し、内側が文字切れを示します。 切れて困るものは黄色い線の内側に収め、端まで残すものは黄色の外側まで広げます。 フチあり必須は桃色です。 重なるものはクリップ(透明に変更)されます。
「デザイン」に印刷データを配置します。 レイヤの追加は自由ですが、必ずトンボより背面で配置します。
“編集後”にご確認ください。 印刷内容として、レイヤ「デザイン」に果物の画像を追加しました。 実際の編集画面とは異なり、立体的に表示しています。
「トンボ」は印刷に必要です。 印刷に必要なので、“入稿データに含めて”ください。 また、“最前面で表示させて”ください。
「ガイド」は印刷に不要です。 印刷に不要なので、“入稿データに含めないで”ください。 非表示または削除してください。 余白必須の商品では、黄色から桃色に変更されます。
「デザイン」は印刷に必要です。 印刷に必要なので、“入稿データに含めて”ください。 また、“トンボより背面で表示させて”ください。
“入稿前”にご確認ください。 実際の編集画面に近い形で表示しています。
入稿時にはファイルを複製しレイヤを一つにまとめてください。 書き出し機能がある場合はそれを使用してください。 不備不問では、ガイドレイヤが残っていてもそのまま出力されます。
レイヤ構成(旧式)
こちらのコンテンツは旧式テンプレート用のものです。 2022年以降に更新されたものはレイヤ構成をご確認ください。
テンプレートファイルは基本的にレイヤ毎に役割を設けております。 「はじめに」はテンプレートファイルの表紙です。 「トンボ」は塗り足し幅と仕上げ位置を示すもので、最前面に配置し入稿データに含めてください。 「ガイド」は塗り足しの位置と余白の位置を示すもので、編集の参考にするもので、非表示または削除し入稿データに含めないでください。 「デザイン」は印刷データを配置します。レイヤは任意に増やすことができますが、トンボより下層に配置してください。 ※ 古いファイルでは、レイヤ名が異なっているものもあります。
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レイヤ構造
レイヤ構造は手前より「はじめに」「トンボ」「ガイド」「デザイン」の4層です。
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入稿時
入稿の際には「トンボ」「デザイン」のみが表示されている状態にしてください。 つまり、印刷に必要のないものは表示されていない状態に変更してください。 表示状態の変更方法がわからない場合は削除してください。
ベクタ系のソフトでは一枚のレイヤに結合、ラスタ系のソフトでは一枚の画像に統合してください。
テンプレートには文字や数値が配置されているものがあります。 製図の規則とは異なりますが、添削していただいても対応いたしかねます。
データサイズ
入稿のデータサイズは、トンボまたは塗り足しサイズでご用意ください。 ただし、断ち落としデザインがない場合は、仕上がりサイズと同じサイズでも不備とはなりません。 表裏や折加工の指定など、データ内に備考を追加する場合は、塗り足しより外・トンボより内に追加してください。 どうしても難しい場合は、データが中央になるように配置してください。
他社のテンプレートでも入稿できますが、アートボード(ドキュメント)サイズをトンボまたは塗り足しサイズに合わせてから入稿してください。 印刷に不要な情報は削除してください。 クリッピング処理は、悪影響が生じる恐れがあります。 画像の場合はトンボまたは塗り足しサイズにトリミング(抜き出し)してください。 リサイズ(サイズ拡縮)ではありません。
トンボの外で指示を行うのは古い方法です。 指示が必要な場合は、塗り足しからトンボの間で指示を行いましょう。