Pinat.NETで入稿データを作成する

Paint.NET(ペイントドットネット)はWindows用のフリーソフトウェアです。 写真のレタッチはもちろん、ペイントツールとしての機能も揃っています。 外国産ですが、日本語に対応しています。
Paint.NETとは
Paint.NET(ペイントドットネット)は、Windows用のフリーソフトです。 写真のレタッチや、ペイントソフトとしての基本的な機能を有しています。 外国産ですが、日本語にも対応しています。
バージョン
Paint.NETの最新バージョンは2022年08月20日にリリースされた4.3.12です。 当店は4.3.12を導入しています。
Microsoft Store版は有料です。 公式サイト版は無料です。
基本画面
保存形式について
Paint.NETが対応している保存形式で入稿の対応を表にしました。 「保存」ではなく「名前を付けて保存」を選択して下さい。 「入稿できます」以外の形式でも対応はいたしますが、納期が延びルたり工賃を申し受ける場合がありますのでご了承下さい。 入稿時の保存設定をご確認ください。
形式 | 説明 |
---|---|
paint.net (*.pdn) |
× 入稿できません
Paint.NET独自の形式です。 環境に依存するおそれがあるため入稿は適していません。 |
BMP (*.bmp) |
△ 入稿は避けて下さい(回避)
ファイルサイズが大きくなりがちで扱いづらいです。 圧縮を伴わないデータ格納方法のため、内容ではなくサイズに比例してファイルサイズが巨大化します。 各処理において時間がかかったり、失敗することがあります。 |
GIF (*.gif) |
× 入稿できません
ウェブ上でデータサイズを下げて転送容量を減らしたり、アニメーションを実現するための形式です。 色数制限による画像劣化やアニメーション情報が影響する恐れがあるため入稿には適しません。 |
JPEG (*.jpg; *.jpeg; *.jpe; *.jfif) |
△ 入稿は避けて下さい
主に写真で使用されている形式です。 ベタやグラデーションは画像圧縮によるブロックノイズが目立ちやすく、トーンジャンプ(色飛び)が発生する恐れがあります。 画質が低下する形式をあえて選択する必要はありません。 |
PNG (*.png) |
◎ 入稿できます(推奨)
汎用性のある形式です。 不具合は確認されていません。 レイヤーも自動で統合されるため安全です。 ビットの深さは「自動検出」から変更する必要はありません。 |
TIFF (*.tif; *.tiff) |
△ 入稿は避けて下さい
印刷向けに設計された形式です。 当店では未検証です。 |
既知の不具合
次の問題を確認しています。
- 解消済み:GPUアクセラレーション不具合
4.0.6では解消しています。 バージョン4からGPUアクセラレーション機能が実装されましたが、環境によってはクラッシュして起動できなくなる可能性があります。 起動が完了する前にクラッシュして落ちるため 、設定を戻すこともできなくなります。
当店の環境(Windows7 64bit)でもクラッシュしましたが、次の方法で復旧できます。 レジストリエディタを起動します。 キー名「HKEY_CURRENT_USER\Software\Paint.NET」にアクセスし、項目名「UI/EnableHardwareAcceleration」の値を「False」に変更します。 これでGPUアクセラレーションのチェックを外せますので、起動時のクラッシュを回避できるようになります。
カラーモードについて
Paint.NETはRGBカラーのみをサポートします。
フォントのアウトライン化について
Paint.NETは文字を扱うことができますが、機能的にはまだまだです。 入力からフォーカスが外れた時の設定が確定され、テキストはラスタ化され再編集ができなくなります。
テキスト入力の可能性がある場合は、別のアプリケーションを利用するか、テキストを書き出したファイルを合成するなどの作業が必要になります。
入稿時の保存設定
Paint.NETで入稿するにはPNG形式がお勧めです。 Paint.NET標準のPDN形式では、環境に依存する可能性があるため、ご利用いただけません。 この解説ではバージョン4.0.6を使用しています。
ファイル形式を変更する
通常の保存では、標準のPDN形式以外の形式で保存することができません。 次の手順で選択できるようになります。
-
メニューより「ファイル>名前を付けて保存する」を選択します。
PNG形式で保存する
-
プロンプト「名前を付けて保存」画面が表示されますので、「ファイルの種類」から「PNG (*.png)」を選択します。
-
プロンプト「構成の保存」画面が表示されますので、「ビットの深さ」は「自動検出」を選択します。 または、ファイルサイズが一番大きいくなるものが適しています。 他では画像が劣化しますので選択しないようにしてください。
-
プロンプト「保存」画面が表示されますので、「平面化」を選択します。 平面かとはレイヤーの統合のことです。 PNG形式はレイヤーがありませんので、1枚の画像に合成してから保存されます。
-
プロンプト「構成の保存」画面が表示され、保存が完了すると表示されなくなります。 ファイルサイズやマシンスペックにもよりますが、一瞬だけかもしれません。
テンプレートファイル
(※ ファイル数が多いためスクロールしてご確認ください↓)
しおり![]() |
PDN形式(ZIP書庫)
|
Paint.NET![]() |
---|---|---|
しおり大![]() |
bookmark-large.pdn.zip
|
Paint.NET![]() |
スタンプカード横開き![]() |
PDN形式(ZIP書庫)
|
Paint.NET![]() |
縦型 |
PDN形式(ZIP書庫)
|
|
トレカ名刺![]() |
PDN形式(ZIP書庫)
|
Paint.NET![]() |
トレーディングカード レギュラー ![]() |
PDN形式(ZIP書庫)
|
Paint.NET![]() |
CDジャケット![]() |
PDN形式(ZIP書庫)
|
Paint.NET![]() |
DVDジャケット![]() |
PDN形式(ZIP書庫)
|
Paint.NET![]() |
A1![]() |
PDN形式(ZIP書庫)
|
Paint.NET![]() |
A2![]() |
PDN形式(ZIP書庫)
|
Paint.NET![]() |
A2短冊![]() |
PDN形式(ZIP書庫)
|
Paint.NET![]() |
A3![]() |
PDN形式(ZIP書庫)
|
Paint.NET![]() |
A4![]() |
PDN形式(ZIP書庫)
|
Paint.NET![]() |
A5![]() |
PDN形式(ZIP書庫)
|
Paint.NET![]() |
A6![]() |
PDN形式(ZIP書庫)
|
Paint.NET![]() |
チラシA7![]() |
PDN形式(ZIP書庫)
|
Paint.NET![]() |
B5![]() |
PDN形式(ZIP書庫)
|
Paint.NET![]() |
B6![]() |
PDN形式(ZIP書庫)
|
Paint.NET![]() |
B7![]() |
PDN形式(ZIP書庫)
|
Paint.NET![]() |
封筒角3![]() |
PDN形式(ZIP書庫)
|
Paint.NET![]() |
スタンプ丸形![]() |
PDN形式(ZIP書庫)
|
Paint.NET![]() |
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