デザインについて

入稿データを作る際に、気を付けたい項目の一つにデザインがあります。 趣向を凝らしたカッコ良いデザインも、断裁の後にはカッコ悪い仕上がりになってしまうことがあります。

この頁で解説しているデザインは、ほんの一例です。 ご不明な点があれば、お気軽にお問い合わせください。 作製途中のデータがあれば拝見いたします。

縁取り・枠

縁取り・枠のデザインを確認します。 上下左右対称になる縁取りデザインを緑色で表しました。

編集時

枠は塗り足しから安全線まで太さがあり、レイアウトとしては問題ありません。 ですが、残念なことにデザインとしては大問題なのです。

理想の仕上がり

トンボの通りに断裁された状態が理想です。 品質のためにはこの状態を目指しますが、お届けする品がすべてこの状態にはなりません。

現実の仕上がり

断裁は用紙を移動させながらカッターで切り落としていくため、多少の誤差が発生します。 対称のデザインは、少しのズレが目立つためとてもバランスが悪く見えてしまいます。

ズレを目立ちにくくする

ズレが目立つのは、縁取りの太さがズレ幅と同等、又はそれ以下だからです。 では、縁取りが太い場合はどうなるでしょうか。

上の例と同等のズレを再現しました。 ズレが目立ちにくくなり、多少はましになっています。

どうしても縁取りデザインを採用したい場合は、できるだけ太さを持たせてください。

対角線

対角線のデザインを確認します。 左上から右下の対角線を境にした塗りのデザインを緑色で表しました。

編集時

対角線でも塗り足しがあり、レイアウトとしては問題ありません。 ですが、残念なことにデザインとしては大問題なのです。

理想の仕上がり

トンボの通りに断裁された状態が理想です。 品質のためにはこの状態を目指しますが、お届けする品がすべてこの状態にはなりません。

現実の仕上がり

断裁は用紙を移動させながらカッターで切り落としていくため、多少の誤差が発生します。 対角線のデザインは、少しのズレが目立つためとてもバランスが悪く見えてしまいます。

ズレを目立ちにくくする

ズレが目立つのは、角に塗りの境界があるからです。 では、角からずらしておいた場合はどうなるでしょうか。

上の例と同等のズレを再現しました。 ズレが目立ちにくくなり、多少はましになっています。

どうしても対角線のデザインを採用したい場合は、塗りの境界が角に来ないようにしてください。

ご不明な点はお気軽にお問い合わせください。

更新履歴
  • 2013-07-29 ページ新設