ペイントソフトで入稿データを作成する

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解像度設定

解像度の設定ができるアプリケーションでは、印刷用にmm(ミリ)やcm(センチメートル)などの単位で画像サイズを設定できるものもあります。 当店がおすすめしている解像度は350ですが、300~600程度であれば問題ありません。 これよりも低い場合は、ピクセルがはっきり見えてギザギザが気になります。 これよりも高い場合は、印刷品質にあまり影響しません。また、メモリが足らずにファイルを扱えなくなる可能性があります。

px(ピクセル)しか設定できな場合は、印刷に適した解像度になるよう画像サイズを計算する必要があります。

画像サイズの計算方法

画像サイズ(px)は、印刷サイズ(mm)に解像度(dpi)を掛けることで求められます。 ただし、解像度(dpi)はインチ(inch)のため、ミリ(mm)に直すために25.4で割らなければなりません。 また、裁ち落としデザインでは塗り足しが3mm必要なため、画像サイズに6mmを加えるものとします。

画像サイズの一辺を長さとし、l(length)で表します。 解像度は350dpiとします。 1インチは25.4ミリです。

( l + 6 ) * 350 / 25.4

例えば、名刺は55x91mmですので、以下の通りです。

短辺:( 55 + 6 ) * 350 / 25.4 = 840

長辺:( 91 + 6 ) * 350 / 25.4 = 1,336

なお、塗り足し幅は3mmですので、
3 * 350 / 25.4 = 41
となり、画像サイズの周囲41pixel分は裁ち落されますので注意してください。 また、仕上がりからさらに41pixel(画像サイズから82pixel)には、文字やロゴなどの欠けては困るものは配置しないようにしてください。

画像サイズをブラウザ上で計算できます。 印刷用画像サイズ計算ツールもご利用ください。

保存方法

保存形式は、pngやbmpなどの可逆圧縮形式がおすすめです。

写真で使用されるjpegは、パラメータを正しく設定することで劣化を抑えることができますが、保存を繰り返すことでどんどん劣化していき、ブロックノイズが目立つようになります。
また、ソフトによっては白が白でなくなることもあり、印刷すると汚れのようなノイズが発生することがあります。
保存形式がjpegしかない場合は、最高画質など低圧縮設定を使用してください。jpegにおいては、ファイルサイズが大きくなるほど低圧縮です。

入稿方法

当店には画像ファイルを入稿ファイルに変換するツールをご用意しています。 ファイルをアップロードすると、対応しているファイルであればメニューが表示されます。