カラーマネージメント
モニタで表示される色と印刷される色を合わせたい、どのような機械を使っても同じ色になるようにしたい、このために行う調整(キャリブレーション)をカラーマネジメントと呼びます。
モニタの種類
モニタの種類によっては、色みが大きく異なる場合があります。 色温度の変更で調整できるものもありますが、性能や品質の問題でどうにもならないこともあります。 外部モニタでは色味があまりズレることはありませんが、内部モニタでは青味がかって見える傾向があります。 タブレットでは尿液晶と呼ばれるように、黄色く見えるものもあるようです。
つまり、同じ色を表示したとしても、モニタごとに異なる色で表示されている可能性があるということです。 まず、このモニタ毎の色の以外を合わせる必要があります。
外部モニタとは、デスクトップパソコンとD-Sub・DVI・HDMIなどで接続する種類のモニタのことです。 PCモニタに限らず、TVモニタを利用していることがあるかもしれません。
内部モニタとは、ノートパソコンに内蔵されている種類のモニタのことです。
用紙の種類
用紙の種類によっては、色味が大きく異なる場合があります。
コピー用紙・上質紙・ケント紙・コート紙・マットコート紙・マット紙などのように、素材や表面加工によって色味は異なって見えます。
印刷の方法
印刷する方法によっても、色味が異なる場合があります。
インク・トナー・転写・昇華などのように、どのような素材で印刷するのかによって色味は異なって見えます。
カラーモード
色をどのような配色で構成(合成)するかによっても、色味が異なる場合があります。
RGBカラー・CMYKカラー(プロセスカラー)・グレースケール、DIC(スポットカラー・特色)などがあります。
モニタではRGBカラー、印刷ではCMYKカラーまたはDICを使用するのが一般的です。 ただし、一般的な印刷ではCMYKカラーのみとなります。
出力設定
データがRGBカラーの場合は、RGBカラー値を変更せずそのまま出力します。 このため、CMYKカラーに変換した際に発生する色褪せが発生しません。
通常のRGBカラーはsRGBプロファイルを使用します。 ご指定があれば、AdobeRGBのプロファイルにも対応いたします。
RGBカラーに調整されたトナーや、蛍光トナーを使用するものではありません。
CMYKカラーに変換した際の色褪せは発生しませんが、画質は印刷機の性能に応じたもので出力されます。