最終調整

編集データのままでは不備が含まれている場合があります。 レイアウトが完了した後は、入稿のための最終調整をおすすめしております。

当ページの記事を参考いただき完全データを用意できれば、減額サービスの適用を期待できます。 ぜひご検討ください。

当ページの記事は調整中です。

クリッピング

トンボより大きなオブジェクトはクリッピングを行うことで、データの中心が仕上がりの中心と一致するようにしてください。 この調整を行わなくても不備とはなりませんが、当店としてはとても助かります。

ここでは塗り足し側の解説となりますので、文字切れについては触れません。

この工程は、お使いのソフトウェアに塗り足しの設定が行えるエクスポート機能があれば、基本的には不要です。

仕上がりイメージ

こような仕上がりになるデザインを用意したとします。 端まで印刷する箇所がありますので、塗りたしが必要なことが分かります。

印刷データ

印刷データを見てみましょう。 塗り足しもありますし、印刷データとして問題ないように見えます。

トンボ領域

トンボの領域を確認できるように灰色の矩形を追加しました。 当然ですが、トンボの中心は仕上がりの中心と一致します。

ここでは、赤い円形は左側が、青い丸型は右側と下側がトンボ領域よりも外にはみ出しているため、データの中心はトンボの中心からずれている、つまり仕上がりの中心からずれていることになります。

この状態でも印刷データの不備とはなりません。 しかし、印刷工程の自動化に対応できないため後回しにさせていただくことがありますのでご了承ください。

はみ出し領域

はみ出した部分を桃色に変更しました。 この部分を切り取ることができれば、データの中央と仕上がりの中央は一致することになります。

はみ出し領域

はみ出しを切り取るには、パスデータを修正する必要はありません。 塗り足しを維持して、トンボより小さい領域でクリッピング(切り抜く)することで対応できます。 ここでは、黄色い枠を追加しています。

塗り足し3mm丁度でクリッピングすると見た目には美しくなりますが、実は不備の原因となります。 それは、塗り足し3mmでは仕上がりサイズに6mmを追加した大きさが必要なのに、3mmを追加した大きさでクリッピングしたために塗り足しが不足するのです。

「クリッピング枠は仕上がりサイズに10mmを追加」で計算ミスも防げます。 クリッピングした後の状態が、塗り足し3mmが確保され、トンボ領域より小さければ問題ありません。

クリッピング

クリッピングを実行しました。 トンボの領域からはみ出ることもなく、塗り足しも3mm確保されています。 これで、印刷内容がトンボ領域に収まりましたので、仕上がりの中心とも一致することになります。

トンボはクリッピングしないように注意しましょう。

調整済み

トンボ領域を示す矩形を除去しました。 つまり、この状態が塗り足しのみを考えた場合の完全データです。

ここでは、フォントのアウトライン化や画像の埋め込みは考慮していません。 トンボ領域に収まっている状態飲みを対象として、完全データと判断しています。