Scribus

Scribus(スクライバス)はオープンソースのDTPソフトウェアです。 Windowsはもちろん、MacやLinuxでも動作し無料で使用できます。 CMYKカラーを扱える、数少ないフリーソフトです。

はじめに

ScribusはフリーのDTPソフトウェアです。 LinuxはもちろんMacやWindowsでも動作します。 フリーソフトにもかかわらずCMYKカラーを扱える、数少ないソフトウェアです。

縦書きが非対応ですので、用途は限られるかもしれませんが、Inkscapeで作成したデータをScribusでCMYKカラーに調整することも可能です。 スタイルを適用していく編集方法なので、多少の慣れが必要です。

Adobe InDesignと同様のソフトウェアです

バージョン

Scribusの最新バージョンは、2022年01月23日にリリースされた、1.5.8です。 安定板の最新バージョンは2019年03月05日に公開された1.4.8です。 当店は最新バージョン1.5.8を導入しています。

基本画面

Scribusの基本画面は次のようなものです。 この画面はWindows7 64bitで1.4.6を起動した際の画面です。 環境によっては、配置や配色などが異なる可能性があります。

Scribus画面

カラーモード

ScribusはCMYKカラーとRGBカラーをサポートしています。 1つのドキュメント内でカラーモードを混在できるため、注意が必要です。

Scribusでの入稿はCMYKカラーをお薦めします。 カラーモードが混在していても不備とななりません。 入稿の際には、カラーモードが統一されているかご確認ください。

ファイル形式

Scribusの標準形式は“SLA”です。 入稿の推奨形式は“PDF”です。

形式 説明
SLA
× 不可

Scribus独自の形式です。 環境に依存する恐れがあります。 未検証のため入稿できません。

PDF
◎ 可(推奨)

異なる環境でもレイアウトを崩さないように設計された形式です。

EPS
○ 可

標準的な構文で出力されているようです。 不具合は確認しておりません。

SVG
× 不可

未検証のため入稿できません。

XPS
× 不可

未検証のため入稿できません。

フォントのアウトライン化

Scribusではメニューより「アイテム>変換>アウトライン」でアウトライン化できます。

エクスポートする際にフォントを埋め込むかアウトライン化するかを選択できます。

テンプレート

現在、テンプレートのファイルは用意しておりません。 主にInkscapeで作成されたデータを最終調整する用途として認識しております。

問い合わせ

このページ内に掲載されているソフトウェアの内容について理解を深められたい場合は、お問い合わせください。

ニュース

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